パターン学習からの脱却
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。センター試験が大学入学共通テストに変わり『思考系』問題が増え、これに対応していかなければいけません。数学の問題では何が変わって、何をしなければいけないかを考え、実行していく必要があります。
共通テストの問題を見てすぐ気づくことは問題文章が長くなり、その内容が複雑化しました。つまり、問題を解き始めるまでの作業が大変になり、時間がかかるようになりました。これは純粋な数学の力を使う以前に文章を読む力と情報を整理、処理する力が点数を大きく左右するということです。センター試験対策のように単に演習量を増やしてパターン学習を繰り返す勉強方法では歯が立ちません。
文章を速く読み解く=国語力を養うことと、何が分かっていて何が分かっていないかを仕分けして、そこから設問に対するアプローチを素早く組み立てる訓練を要します。このような力を身に着けるのは一朝一夕にできるものではなく、計算演習のようなパターン学習から脱却し、公式の導入部分から理解を深めて使いこなせるようにならなければいけません。問題量をこなして“習うより慣れよ”では通用しないことを念頭におき、文章を丁寧に読み、自分で考え、解答を正確に書くという一連の作業全てにおいて手を抜かないことが求められます。今まで以上に腰を据えて、じっくり問題と向き合う習慣をつくっていきましょう。