『勉強法』のまとめ本
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。
『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた(日経BP)』を読みました。勉強法に関する書籍100冊を筆者が精読し、書かれてあった【共通する】ノウハウをランキング(TOP40)にしてまとめた本です。言い古された項目のなかに「なるほど」と感じたモノもあります。
例えば『上手な「休息」で学びの「質」が上がる』。経験的には分かりますが、なぜ?という理由は曖昧ですよね。
その根拠として、一回の勉強で「最初と最後の記憶が残りやすい(初頭効果と親近効果)」ため、休憩を入れない連続3時間の勉強と比べて50分×3回に勉強時間を区切る(途中10分×2回休憩)ほうが「最初」と「最後」が各1回から3回に増えるというわけです。
また、書籍には40のポイントそれぞれに具体的な活用方法や効果を上げるためのアドバイスが書かれています。勉強方法を議論する前に一定量以上の勉強時間を確保することが先ですが、同じ時間勉強するうえで成果をより上げるために役立つ1冊といえそうです。