新学習指導要領¥数A¥仮説検定
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。
今年度の高校一年生から新学習指導要領が適用されています。高校数学の各カテゴリー(数Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,A,B,C)でそれぞれ変更があり、数Aには『仮説検定』が新しく追加されました。これは、ある主張が正しいかどうかを、得られたデータをもとに仮説を立てて判断する手法です。
ある主張①が正しいかどうかを判断する手順として、まず主張①に反する主張②(仮説)を立てます。次に0.05等の基準となる確率を定め、主張②の仮定のもとで得られたデータ(確率)が基準より大きいか小さいかによって主張①が正しいと言えるかどうか判断します。
文章で説明すると分かりづらい印象をうけかもしれませんね。しかし、実際に例題を解いてみると明快に判断できてスッキリします。手順が単純で計算量も少なく扱いやすいのですが、なかには主張②の仮設の立て方が難しいものもあるため色々な種類の問題演習をしながら慣れる必要があります。
高校数学で学習する内容は日常生活に直接かかわらないものも多い(無駄という意味ではありませんよ)なかで、仮説検定の手法は実生活に役立てることができ、知っておいて損のない考え方です。ぜひマスターして使いこなせるようになってください。