電気分解
伊勢高1年生化学基礎のテスト範囲に「電気分解」が入っています。電解質水溶液を電気分解したときに陰・陽各極で発生する物質および反応式が問われる問題では電解質と電極の種類によって決まります。慣れてしまえば簡単に分かります。しかし、その仕組みを理解していないと一見複雑に感じられますし混乱しやすい内容です。
教科書に文章(+表)で説明されている内容をフローチャート化すると非常に分かりやすくなります。
陰極は、水溶液中の陽イオンを確認 ⇒ 銅または銀イオンがあれば析出 ⇒(なければ)水素が発生(*水溶液が酸性なら水素イオンから、中性、塩基性なら水から)
陽極は、まず電極が銅、銀(CやPtでなく)であれば解ける ⇒(でなければ)水溶液中の陰イオンを確認 ⇒ ハロゲン化物イオンがあればハロゲンが発生 ⇒(なければ)酸素が発生(*水溶液が塩基性なら水酸化物イオンから、中性、酸性なら水から) 以上です。
水素と酸素が発生する反応式(計4種類)は必ず書けるようにしておきましょう。