引き出しを増やそう
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。中・高校生から日々受けている質問のなかから、身に付けてほしい便利な“引き出し”を紹介していきます。
昨日高校2年生に対応した数Ⅱの内容です。 ①『 … $ a,b,c $ の少なくとも一つが$1$になるには … 』と ②『 … $ a,b,c $ の全てが$1$になるには … 』の場合にどんな式が成り立てば良いかを考えてみましょう。
①は因数分解を利用した方程式の基本で $(a-1)(b-1)(c-1)=0$が成り立てばOKですよね。それに比べると ②は少し難しいかもしれません。方針は $(a-1)=0$と$(b-1)=0$と$(c-1)=0$ が同時に成り立つための式とは? それは $(a-1)^2+(b-1)^2+(c-1)^2=0 $です。$2$乗した数が$0$以上になる性質を上手く利用しています。ぜひ覚えておいてください。