柱状図問題

高校入試問題(理科)ではお馴染み『柱状図』を使った問題。苦手な生徒が多いです。等高線が描かれた地形図上にある数か所の柱状図を手掛かりにして地層の傾きを判断しなければなりません。2次元の情報から3次元に変換する作業に苦戦するのでしょう。
この問題を解くための簡単な方法です。まず各地点の標高(等高線の数値)を柱状図の一番上(0mの目盛り)に書きます。そこ(地表)から「凝灰岩」の層までの深さを引いた数値を凝灰岩の層の線に書くだけです。
柱状図についてくる目盛りは地表からの深さを示すため下へいくほどだんだん大きい値になりますが、凝灰岩の層の線に書く数値は地表の標高から引く(小さくする)ところがポイントです。そうすれば凝灰岩の層の『標高』を求めたことになりますから各地点の数値の大小(高低)をそのまま比べれば、傾きの方角が分かります。
ただし、東西南北の4方位でなく、8方位で答えさせる問題もありますから数値を比較する際には注意が必要です。

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