作図
県立高校の入試問題(数学)に『作図』があります。毎年出題されていることもあって難化傾向にあり、過去問を解きながら苦手意識を持つ受験生も多いようです。
作図をするときに使う『描き方』は多くありません。垂直二等分線、角の二等分線、直線への垂線、そして正三角形の描き方くらいです。あとはこれらをどう組み合わせて題意に適した図形や点を求めていくかを組み立てられるかどうか。
このとき必要になるのが図形が持つ性質の知識です。”平行四辺形の対角線がそれぞれの中点で交わる”、”ひし形の対角線は垂直に交わる”、”直径から作られる円周角が90度” 等々、図形の範囲で学習した内容をもう一度見直しましょう。それから、いきなりコンパスを持ってどこから書き始めるかを悩むのではなく、予想される「完成形」を手書きでかまわないので描くことが大切です。その図(できあがり)を見ながら、逆にアプローチしていく練習をしてください。