モチベーションの保ち方

伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。受験勉強を長期間続けていると、誰にでも「やる気が出ない時期」はあります。その状態を「自分の努力不足」と決めつける必要はありません。人間の集中力や感情には自然な波があり、常に高いモチベーションを維持することは不可能。大切なのは「どうやって回復させるか」という方法を知っておくことです。
やる気を「待たない」
モチベーションは、行動の“結果”として生まれることが多いもの。最初は気乗りしなくても、問題を解いているうちに集中している自分に気づくことがあります。やる気が出ないときこそ「とりあえず5分だけ取りかかる」という小さな行動から始めることが効果的です。
「量」より「リズム」を優先する
やる気が落ちたときに「今日は頑張って挽回しよう」と無理に長時間勉強しても、疲労がたまり逆効果になりがち。重要なのは、一日の勉強リズムを崩さないことです。
内容は軽くても、「いつもの時間に机に向かう」ことを習慣として維持すれば、モチベーションの波を小さく抑えられます。
比較の基準を「他人」ではなく「過去の自分」に置く
模試の結果や他人の進捗を見ると、焦りを感じるのは自然なこと。しかし、他人との比較は一時的な刺激にはなっても、長期的なモチベーション維持にはつながりません。1か月前の自分より、どれだけ理解が深まったか・解ける問題が増えたかを確認する方が、現実的で建設的です。
モチベーションは感情ではなく「管理する対象」です。気分に左右されるのではなく、自分の行動パターンを理解し、環境や習慣を整えることで、安定した努力を続けることができます。

