離岸流の怖さ
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。猛暑が続き、海水浴やマリンスポーツを楽しむ人が増えますが、水の事故も増えています。昨日も三重県内で高校生が沖に流される悲しい事故がありました。
海で遊ぶとき、特に注意すべきなのが『離岸流(りがんりゅう)』です。
離岸流とは海岸のごく近くで発生する、岸から沖へ向かう強い流れのことです。見た目は穏やかな海でも、知らないうちにこの流れに巻き込まれると、あっという間に沖へ引き離されてしまいます。
離岸流は幅が狭く、流れの速さは時にオリンピック選手が泳ぐスピードに匹敵すると言われています。力いっぱい岸に向かって泳いでも、流れに逆らう形になるため体力を消耗してしまい大変危険です。そこで
●遊泳禁止や注意の旗を必ず確認する
海水浴場ではライフセーバーが離岸流の位置や危険度を把握しています。注意の旗が立っている場所には絶対に近づかないことが大切です。
●一人で海に入らない、沖まで行かない
万一に備え、複数人で行動し、陸の人と互いに見える距離で遊ぶことが安全につながります。
●離岸流に流されたら岸に向かって無理に泳がない
流れに逆らうのではなく、落ち着いて流れに身をまかせながら、左右どちらか岸に平行に泳いで流れから抜け出すことが基本です。
海は楽しい場所ですが、自然の力は想像以上に強大で危険と隣り合わせです。離岸流の怖さを理解し、正しい知識と行動で楽しい夏の思い出を守りましょう。

