歴史の勉強法
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。中学3年生に苦手科目をきいたときの答えとして「歴史」が多い印象があります。
高校受験に向けて歴史の勉強をするとき、つい問題集をたくさん解くことに力を入れがちです。しかし、受験対策の初期段階では「問題を解く」よりも「ノートにまとめる」ほうが効果的です。
まず、歴史はストーリーの流れを理解することが大切。単なる年号や人物名の丸暗記ではなく「なぜその出来事が起きたのか」「どんな影響を与えたのか」といった因果関係を自分の言葉を使いながら整理して書くことで記憶が長く残ります。
次に、ノートにまとめる作業は、情報を整理し直す力を養います。教科書や資料集をただ読むのではなく、見出しをつけたり、図や矢印で関係性を表したりすることで、頭の中がすっきりします。
特に「この出来事はこの時代のどこに位置するのか」といった時系列の把握は、入試でも問われやすいポイントです。
さらに、まとめノートは見直しに最適な『自分専用の参考書』になります。入試の直前期にはこのノートを使って復習することで、効率よく知識を確認できます。
問題演習はもちろん大事ですが、それは「知識の定着を確認するための」ステップです。その前に、まずはしっかりと土台をつくること。そのために、ノートにまとめる勉強法を取り入れてください。
自由に使える時間がたっぷりある夏休みは絶好のチャンスですよ。

