自律のために

伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。今週、来週と中学校の定期テストが行われます。学校のワークの見直し中心に、できるだけたくさん来てください。
私は毎日、生徒に演習問題を提供したり、質問に対応したりして、塾生の学力向上や志望校合格をサポートしています。しかし、私が真にめざしているのは、そうした学習支援を通して、子どもたちが「自立」するためのお手伝いをすることです。
小学生から中学生、高校生へと進む中で、子どもたちは多くのことを学び、目に見える形で成長していきます。もちろん勉強は大切ですが、社会に出て一人で生きていくために最も必要なのは、「今、何をすべきか」を自分で判断し、行動に移せる力だと私は考えます。
そのためには、まず自分で気づき、スイッチを入れる必要があります。小学生の間は、先生や親からやるべきことを指示されることが多いでしょう。しかし学年が上がるにつれ、その指示は少しずつ減っていきます。中学生のうちは、宿題を忘れたときにまだ叱ってもらえるかもしれませんが、高校生になると、授業中に寝ていても誰も注意してくれないことさえあります。
「親に言われたから勉強する」「先生に叱られるから提出する」という発想から抜け出し、将来社会で一人で生きていくための力を身につけ、目標に向かって自分の意思で努力できる人になってほしいと願っています。
子どもたちの成長スピードには個人差があり、どのタイミングで「自律のスイッチ」が入るかは人それぞれです。私自身は、中学2年生の後半から中学3年生の前半にかけての時期をとても重要だと考えています。中学2年生の前期までは、こちらから多く手助けをすることがあっても、後半からは少しずつ「自分で判断できるように」フォローの仕方を変えていきます。
今年も、いよいよその大切な時期が始まります。中学2年生全員が自律へ向けて変わっていけるよう、30余年の経験を総動員して、一人ひとりと全力で向き合っていきます。

