70%の評価
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。テストが返ってきたとき、まず何点だったかに目がいきますよね。
たとえば『70点』。この数字を見て残念に思う人も多いかもしれません。もちろん、満点を目指して努力する姿勢は大切です。でも、まず「70点も取れた」という事実に目を向けてあげてほしいと思います。
70点ということは、全体の7割は理解していた・解けたということです。これは決して小さいことではありません。7割の内容を自力で身につけた努力、テスト中に冷静に解答を導いた力、そしてそれまでの学習の積み重ね、そうしたすべてが結果として表れたのがこの『70点』なのです。
子どもたちは大人が思っている以上に、自分の点数に敏感です。「30点間違えた」ことばかりを言われると『自分はダメだった』と受け止めます。でも、「70点とれたね。よく頑張ったね!」と声をかけられれば、次はもっと頑張ろうと前向きな気持ちになれます。
その後、間違えた部分の反省や復習といった行動に移ることが大切です。できなかった部分を叱るのではなく、ここもできるようになろうというプラスの姿勢で臨むべきです。
テストの点数はあくまで現時点での通過点。子どもたちの力を信じ、できた70%をしっかり認めることこそが、次の成長への第一歩になります。

