一週間
いよいよ県立高校後期選抜試験日まで1週間です。昨年末の冬休み以降、私立高校入試や前期選抜試験をはさみながらずぅっと真剣に受験勉強を続けてきているので、もうやり切ったと感じる人も多いのではないでしょうか。第一志望校の試験は最初で最後ですから緊張感や不安も大きくなってくるかもしれませんね。そんな状況での最後のひと頑張りです。どんなことを留意して勉強すれば良いでしょうか。
これからの一週間で学力(偏差値)が大きくは変わりません。今できない問題を解けるようにする努力より分かった問題を確実に正解する=本番でミスをしないことを意識して演習に取り組むべきです。一口にミスといっても色々な種類があります。これまでのテストを思い出してください。返却された答案用紙を見て“もったいない”と感じる間違いが少なからずあったはずです。それらを無くせば確実に点数が上がります。
例えば、計算途中の数字が小さかったり雑だったりしたために自分で書いた字を見間違えてしまった人は字を大きくハッキリ書くことを(意識するだけでなく)実行、練習しておきましょう。また、正解がわかっていたのに記号で答えるべきところに言葉を書いてしまうような「答え方」で間違えた人は、問題文の最後に必ず答え方を指定する箇所がるのでその部分にアンダーラインを引く練習をしておきましょう。
入試は学校のテストと違って学力が同程度の生徒が集まって受験します。自分がとても難しいと感じる問題は他のみんなも同じですから解けなくてもいいんです。合否を分けるのは大勢が正解できる問題です。それを落としてはいけません。これからの一週間、『分かった問題を必ず正解する』ことを念頭において演習してください。
それからもう一つ、苦手な科目を重点的に勉強してきた人もこれからは5科目均等に時間配分したほうが良いです。入試は5科目の合計点数で判定されますから苦手な科目を得意な科目で補うことも必要です。もう、科目間で掛ける時間にあまり差をつけず全体を見直していきましょう。