偏差値の見方

伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。テストの結果を受け取ったとき「何点とれたか」を見て一喜一憂していませんか。

もちろん得点も大事ですが、それ以上に重要なのが「偏差値」です。

偏差値とは「自分が全体の中でどの位置にいるか」の指標です。同じ70点でも、平均点が85点のテストでは下位層になり、平均点が50点であれば上位層になりますよね。このように、生の得点だけではその人の本当の実力や相対位置を正しく把握することができません。

そこで、偏差値を見る必要があるのです。偏差値の基準として『50』が全体の平均です。55ならやや上位、60であればさらに上位になります。

では、偏差値55と60の違いはどう考えるべきでしょうか。

この5ポイントの差は、単に5点分の差ではありません。偏差値は「標準偏差」をもとに算出されるため、偏差値が高くなるにつれて、同じ数値の差でも「順位の差」や「達成の難度」は大きくなります。
偏差値55は上位約30%程度、60は上位15%前後に入ります。仮に、テストを受ける人数が何万人という模試で偏差値を5上げるということは、数千人を追い越すレベルの伸びなのです。

高校入試や大学入試では、合否判定の参考として偏差値の変化が重要な判断材料です。点数ではなく「偏差値」を見る習慣がつくと、自分の現在位置が把握でき、次はどの科目に力を入れて、どこを目指すべきかが明確になります。

前回のテストより点数が上がったのに順位が下がった、ということはよくあります。偏差値は「実力の位置」を教えてくれますから、テスト結果を見るときは偏差値に目を向けてください。

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