必要な2つの眼

伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。今週は高校生の期末テスト。みなさん、頑張ってください!

応用問題にチャレンジしたとき、ただ公式や解法を覚えているだけでは通用しないと感じたことがありませんか?そこには、ある「2つの眼」が必要です。

1.細部を掘り下げて考える眼

条件の一つひとつに注目し、「なぜこの数字があるのか」「この言い回しにはどんな意図があるのか」といった視点で、問題の中の細かい要素を丁寧に読み解く力です。
この眼があることで、問題作成者の狙いや、与えられた情報の本当の意味を見抜くことができます。

2.全体を俯瞰して見る眼

問題全体の構造を理解し、「この問いはどこにつながっているのか」「どんな考え方で解いていくべきか」といった対局的な視野で判断する力です。
この眼があることで、思考の方向性を見失わず、複雑な問題でも落ち着いて整理しながら解くことができます。

この2つの眼は、どちらか一方だけでは不十分。細部ばかり見ていると全体の流れを見失い、全体ばかりを意識していると見落としによるミスが生まれます。
応用問題で力を発揮するためには「虫の眼」と「鳥の眼」の両方をバランスよく使いこなす必要があるのです。

問題演習をする中で「今、細かく見過ぎていないか」「大きな流れをつかめているか」と、自分の“眼の使い方”を意識してみてください。それが、問題をより深く、そして正確に解くための第一歩になります。

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