今週の質問から
伊勢市*数学*塾・予備校*エムジェック*塾長の真鍋です。いきなりの猛暑。熱中症を侮らず、室内でも水分補給を心がけなくてはいけませんね。
中3生の理科が「イオン」を学習中。毎年、苦戦する生徒が出る範囲です。
●イオンとは何?
「イオンがどのようにしてできるのか」「原子と何が違うか」、説明できるようになりましょう。
その前に、原子の構造の理解から。原子の中心には陽子と中性子からなる原子核があり、その周りに電子がいます。
真ん中にドーンと核があって、核の周囲を小さい電子の粒が飛び回っている球体です。
陽子の粒は「+」、電子は「-」の電気を持っていますが、陽子と電子の数が等しいため原子全体としてはプラスマイナスゼロです。
その状態から電子の粒が飛び出していなくなると電気的なバランスが崩れます。
マイナスの電気を帯びた電子が減った分、原子はプラスに偏りますよね。それが『陽イオン』。
逆に電子が飛び込んできてマイナスに偏った原子が『陰イオン』です。
つまり、イオンとは電子が減ったり増えたりすることでプラスやマイナスの電気を帯びた原子のことです。
イオンのイメージがつかめたら、教科書にのっている代表的なイオンの名称と表し方を覚えてから、次へ進んでください。